出荷量が増えて行きます
2010年 09月 04日
■ 9月4日 いよいよ後半戦になり、出荷できる会員が増えてきました。
出荷量も徐々に増えていきます。ただし私は9月後半まで少量出荷で
その後の出荷が主になります。
■ 出荷途中で来年度の作付け品種を何にするか考えています。
● 市場から望まれる品種で品質の確保が容易なこと。
● 出荷量の平準化を目指すために。
● 株当たりの切り上げ本数を確保するには。
● 採花、調整時の作業能率はどうか。
作業をしながら様々なことを考えています。
最終的な今年の結果が出る前の考えなので、きわめて暫定的な考えになりますが
以下のような方向に進むことが予想されます。
●5月下旬~6月上旬出荷
ホワイトロード みやび
●6月上旬~下旬
ホワイトベール スノーベール他
●6月中旬~7月上旬
アルタイル
●6月下旬~7月中旬
ポラリス アルタイル
●7月中旬~8月下旬
アルタイル ベールスター ポラリス (メモリーホワイト)
●9月~最終まで
アルタイル ベールスター ポラリス ホワイトロード みやび
■ 種苗会社別の主な品種
●ミヨシ系
アルタイル ホワイトロード ポラリス
●スミカ系
ベールスター 他ベール系 みやび
上記のうちアルタイル、ベールスターで新植量の80パーセントを目指したい。
残りは極早生系の2品種。そして出荷量の谷間を極力作らないためのポラリス。
■ 今年まで様々な品種を作ってきたがようやく品種特性と出荷時期の双方を考えての
品種選択が出来る年になりそうな気がする。もちろん今までもやってきた事だが
新しい品種、系統があれば試作、検討は続けていく。
■ 市場からはアルタイルの要望が強いことはあるが、1系統に絞って作付けした場合
その年の気候、生産者の管理程度、圃場の特性、あるいは品種の特性に影響され
出荷量の増減が激しくなったり、規格品質の確保が困難だったりで出荷量の安定を
目指す上で問題が多くなる。 したがっていくつかの品種の組み合わせは必須の
条件になる。その中でも要望の強いもの(特にアルタイル)は出来るたけ通期出荷
を目指すことにしたい。
■ 下位規格(S 2S)の扱い
市場から2Sサイズの通期出荷を要望されている。今年可能な限り継続しようと
頑張ってきたが、このサイズの出荷を継続することはあまりにも負担が多すぎた。
上位規格との価格バランスは理解できるのだが、採花、調整の人件費はあまりにも
生産者にとって大きすぎる。要するに2Lサイズも2Sサイズも1本にかかる
採花、調整時間は変わらないからである。同じ時間で仕上がる箱数が3分の1に
なりさらに箱単価が取れない下位規格は生産者の売上げ減の大きな要因となる。
来年度もこのサイズは要望されるのかも知れないが、それはそれで方法を考え
なければ、通期の出荷を目指すことは困難を極める。
要は時間当たりの人件費が出てこなければ、出荷量が少なく余裕のある時だけ
の出荷にならざるを得ないと思う。
世間では最低時給の値上げが言われている時代、私たちは生産物を販売して
売上げを作っているかも知れないが、実は労働を販売しているのだと思う。
ただそれが生産物と言う『かたち』になっているだけなのだ。自分の働きが
それに見合う所得にならない限り生産を続けることは出来なくなる。
出荷量も徐々に増えていきます。ただし私は9月後半まで少量出荷で
その後の出荷が主になります。
■ 出荷途中で来年度の作付け品種を何にするか考えています。
● 市場から望まれる品種で品質の確保が容易なこと。
● 出荷量の平準化を目指すために。
● 株当たりの切り上げ本数を確保するには。
● 採花、調整時の作業能率はどうか。
作業をしながら様々なことを考えています。
最終的な今年の結果が出る前の考えなので、きわめて暫定的な考えになりますが
以下のような方向に進むことが予想されます。
●5月下旬~6月上旬出荷
ホワイトロード みやび
●6月上旬~下旬
ホワイトベール スノーベール他
●6月中旬~7月上旬
アルタイル
●6月下旬~7月中旬
ポラリス アルタイル
●7月中旬~8月下旬
アルタイル ベールスター ポラリス (メモリーホワイト)
●9月~最終まで
アルタイル ベールスター ポラリス ホワイトロード みやび
■ 種苗会社別の主な品種
●ミヨシ系
アルタイル ホワイトロード ポラリス
●スミカ系
ベールスター 他ベール系 みやび
上記のうちアルタイル、ベールスターで新植量の80パーセントを目指したい。
残りは極早生系の2品種。そして出荷量の谷間を極力作らないためのポラリス。
■ 今年まで様々な品種を作ってきたがようやく品種特性と出荷時期の双方を考えての
品種選択が出来る年になりそうな気がする。もちろん今までもやってきた事だが
新しい品種、系統があれば試作、検討は続けていく。
■ 市場からはアルタイルの要望が強いことはあるが、1系統に絞って作付けした場合
その年の気候、生産者の管理程度、圃場の特性、あるいは品種の特性に影響され
出荷量の増減が激しくなったり、規格品質の確保が困難だったりで出荷量の安定を
目指す上で問題が多くなる。 したがっていくつかの品種の組み合わせは必須の
条件になる。その中でも要望の強いもの(特にアルタイル)は出来るたけ通期出荷
を目指すことにしたい。
■ 下位規格(S 2S)の扱い
市場から2Sサイズの通期出荷を要望されている。今年可能な限り継続しようと
頑張ってきたが、このサイズの出荷を継続することはあまりにも負担が多すぎた。
上位規格との価格バランスは理解できるのだが、採花、調整の人件費はあまりにも
生産者にとって大きすぎる。要するに2Lサイズも2Sサイズも1本にかかる
採花、調整時間は変わらないからである。同じ時間で仕上がる箱数が3分の1に
なりさらに箱単価が取れない下位規格は生産者の売上げ減の大きな要因となる。
来年度もこのサイズは要望されるのかも知れないが、それはそれで方法を考え
なければ、通期の出荷を目指すことは困難を極める。
要は時間当たりの人件費が出てこなければ、出荷量が少なく余裕のある時だけ
の出荷にならざるを得ないと思う。
世間では最低時給の値上げが言われている時代、私たちは生産物を販売して
売上げを作っているかも知れないが、実は労働を販売しているのだと思う。
ただそれが生産物と言う『かたち』になっているだけなのだ。自分の働きが
それに見合う所得にならない限り生産を続けることは出来なくなる。
by taka1562t
| 2010-09-04 04:47
| かすみ草