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2008年1月1日開設


by taka1562t
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秋の日は釣る瓶落し

■ 10月13日 『秋の日は釣る瓶落し』そんな今日の夕暮れ

■ 暖かいと思い薄着のまま磐梯町に薪を運んでいった。 孫達が冬に暖を取るためのもの。
  車から薪を降ろし、ベランダに積み上げている内に日が傾き肌寒くなってきた。あわてて
  持参の上着を着る。 帰りの車中は何とも感じなかったが、ハウスに来て朝の取り残しの
  ホワイトロードを切る。 ハウスの中でも何となく小寒い感じがする。作業場で4ケース分を
  調整しているうちに本当に寒くなった。防寒のズボンまで出動する始末。
  会津の秋はいつもこんな状態。 毎度のことだが何となく寂しくなってしまう。

■ 独り調整をしながら思う。 今年の品種選択はこれでよかったのか?、と・・・・・・。
  毎年今頃になるといつも思う。 これから冬の間中悩む。 そうして昨年末に出した結論で
  今動いているはずなのにまた考える。 そして自分なりの結論を出して行く。
  そんな毎年の繰り返し。 作り続けてきたもの。 自分の好きなもの。高く売れたもの。
  扱いやすいもの。 様々な品種、系統がある中でどれを残し、どれを整理するのか?。
  例年通りの悩ましい日々が間もなくやってくる。

■ 品種の選択をし最終結論を出すとき、私は過去の販売価格(実績)は全て無視する。
  なぜなら実績は過去のものであり、明日に起きることとは必ずしも同じでは無いと考える
  から。ただ基本の中に組み込むのはその品種ごとの特性と、どの作型に一番合う品種で
  あるかということ。 もちろんそれは自分の作り方に合っているかどうかということも
  あるのだが。
  要するに販売したい時期に開花させた場合どの品種が一番良い花が咲くか?。 または
  自分が作りこなせるか?。 年間の売上数字を作って行くのにどの組み合わせが
  一番良いか?。 平均的な仕事量と出荷数量を平準化する為にはどうすれば良いか?。
  そこから品種の絞込みをする。  しかし出来るたけ長期間出荷を続けようとすると
  いつも品種を絞りきれず品種数だけが増えてしまう。 今年も春から今まで13品種を
  出荷するはめになってしまった。(この中にはメーカー様からの試作品種も含まれる)
  
■ はたして来年の我農園のハウスにはどんな品種が花を咲かせることやら・・・。
  ロード、アルタイル、ポラリス。はたまたW、ベール、S、ベール、F、タイム ?。
  どれも捨てがたい。 そしてまた新しい顔もやってくるのか?。
  いずれにしても来年は品種数圧縮の年。早生品種4割、中生4割、晩生2割。 この比率
  だけは崩したくないと思う。 そして『強い花』であることはいうまでも無い。
  どんな特長を持っていようが日持ちの悪いものは(弱いもの)誰の利益にもならないと
  思うから。 
by taka1562t | 2008-10-13 23:22 | かすみ草